UbuntuでPPPoEサーバを作る

ルータを使ったL2TPv3/IPSecの機能評価をしたかったのですが、ちょっとした事情でBフレッツ回線をエミュレートしたかったのでネットを調べたところ、LinuxでPPPoEサーバなるものを作れるという情報があり、試してみました。
ちょっとハマったので、次の機会に備えてメモを残しておく。


-環境-
 ・UbuntuServer 14.04.4 LTS
 
-前提-
 ・PPPoEサーバで、認証を行いユーザIDに割り当てられたIPを払い出す
 ・認証方式はPAP
 ・PPPoEサーバでは、ルーティングをEnableにしてキャリア網をエミュレートする
 ・サーバで割り当てるアドレスは172.16.0.0/24で、クライアントには172.16.0.101,172.16.0.102を割り当てる。
 

 ※ネットの情報が、11や、12などのUbuntuを使っているものが多く、初めてだったので14.04にしました。





1.必要なソフトのインストール

$sudo apt-get install pppoe



2.PPPoE-Serverの設定
"/etc/ppp/options"を編集する
 
 (1) noauth を auth に変更
 (2) #+pap をコメントアウト
 (3) #proxyarp をコメントアウト

 生きている設定部分をまとめると、こんな感じ。

asyncmap 0
auth
crtscts
lock
hide-password
modem
+pap
proxyarp
lcp-echo-interval 30
lcp-echo-failure 4
noipx



3.認証情報の編集
"/etc/ppp/pap-secrets"を編集
 ユーザIDとパスワード、割り当てるIPを追加。


 testuser1 * "password" 172.16.0.101
 testuser2 * "password" 172.16.0.102


4.IPルーティングをEnableにする

$echo 1 | sudo tee /proc/sys/net/ipv4/ip_forward


5. インタフェースの設定
 Localhostのインタフェースは、IPアドレスを割り当てないようです。
 (※今回は、2枚のNICを刺したPCでサーバを作ったので管理I/F以外のI/Fを利用しました。)
 
$sudo ifconfig eth1 0.0.0.0 up



6. サーバの起動
$pppoe-server -I eth0 -L 172.16.0.254  -O /etc/ppp/options


今回は、ユーザID毎に割り当てるIPを指定しているのが、それが割り当てられるがそうでない場合自動割り当てで割当たる。
手動で割当範囲を決めるのであれば、-Rオプションをつけて始まりのアドレスを指定する。
$sudo pppoe-server -I eth0 -L 172.16.0.254 -R 172.16.0.101 -O /etc/ppp/options




あとは、ルータからPPPoEの接続設定を行えばOK。


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Firefox起動時に前回表示したタブが開かない時 2

以前書いた、Firefoxのタブ復元(セッションの復元)の記事の情報が古くなったので新しくしました。
※ご指摘ありがとうございます。


対象者
 ・Firefoxを利用している。(ネットの情報では、v39ではこの方式になっていた)
 ・Firefox標準の「前回表示のタブを復元する機能」を利用している
 ・Firefoxのタブが復元されなかった

※利用しているFirefoxがもっと古いものでこの記事の内容と合致しない場合は、古い記事も参考にしてください。

Firefoxで標準の「起動時に前回表示していたタブを復元する機能」を利用している場合に、プログラムが無応答になって強制終了したりすると次回起動時にタブがすべて失われて、初期状態で立ち上がる場合があります。
初めて起動した時の様な状態で立ち上がってきます。
そのほかにも、Firefoxを2つ開いていて閉じる順番を間違えたときなどにも起こります(汗)
※アドオンで管理している場合は別です。


人によっては(私)は、この利用方法で長年利用しており変える気もありませんが、前回のウィンドウがなくなることはかなりの恐怖です。いつかは読む!きっといつかは読むはずだったのに!!!
というときのためのメモです。


まず、そのFirefox(初期状態)を閉じないでください!
これは、とにかく大前提です。


Firefoxはタブの情報を、プロファイルフォルダ内にある
①"sessionstore.js"
②"¥sessionstore-backups¥recovery.js"
③"¥sessionstore-backups¥previous.js"
という3つで管理しています。
Firefoxを開くときには、"sessionstore.js"を読み込んで前回のタブを復元します。
起動しているあいだは、このファイルはありませんが開いている間は定期的に最新の情報を、"¥sessionstore-backups¥recovery.js"に書いているように見えます。
そして、閉じると最終状態を"sessionstore.js"としてファイルを生成します。
また、一つ前の状態を"¥sessionstore-backups¥previous.js"に書き込みます。

いろいろ削除して試したところ、
 ①"sessionstore.js"
 ②"¥sessionstore-backups¥recovery.js"
のいずれかが残っていれば、最新状態に
 ③"¥sessionstore-backups¥previous.js"
が残っていれば一個前の状態に戻りました。


つまり、復元方法は以下のようになります。

1.プロファイルフォルダ内の"sessionstore-backups"フォルダを退避します
 これを一旦デスクトップなどにコピーします。
 
 ちなみにファイルの場所は
  Windows
   %AppData%\Mozilla\Firefox\Profiles\プロファイルフォルダ

  Linux(Ubunutuで確認)
   ~/.mozilla/firefox/プロファイルフォルダ

  Mac
   ライブラリ/Application Support/Firefox/Profiles/プロファイルフォルダ
   ※ライブラリフォルダは、Finderでオプションを押しながら、移動をクリックするとメニューが出ます。
   

 にあります。プロファイルフォルダの名前は文字の羅列です。プロファイルフォルダ名がわからない場合は"profiles.ini"に利用プロファイルの記載があります。


2.コピーしたprevious.jsをsessionstore.jsにファイル名を変更して上書きします

 ※もともと、sessionstore.jsがあったところにコピーしてください。sessionstore-backupディレクトリの一つ上です。

3.Firefoxを再起動します



これで復元していればラッキー!
なんとなくですが、以前より復旧できる率は上がっている気がするのでお世話になる機会は減っているかもしれませんが、何かあった時のために。

「何かあったら、Firefoxはそのままにして別のブラウザで検索する」と覚えておきましょう。



OpenMediaVaultでタダでNASを作っちゃおう! WindowsからNASにアクセス編

関連記事へはこちらから

前回までで、基本的なサーバ側の設定は完了しましたので、いよいよクライアントからアクセスしてみます。
今回はWindowsクライアントから接続する方法です。


環境
 前回まで参照


クライアント
 Windows7
 
前提
 NAS(OpenMediaVault)とWindows7は同じネットワークなどに接続されていて、互いに通信できる状態にある事




Windowsのファイル共有は、SMB(Sever Message Block)や、CIFS(Common Internet File System)というプロトコル(通信手段)を利用して行われています。
OpenMediaVaultではこのプロトコルに対応していますので、クライアントに特別なソフトウェア等は不要でWindows側の標準機能でアクセスができます。



NAS側の設定

OpenMediaVaultはSMBやCIFSに対応してはいますが、初期状態ではその機能は停止しています。この動作および、Windowsユーザのアクセスに必要な準備をします。

左側のメニューツリーから、[ サービス > SMB/CIFS ]を選択します。
右側に設定項目が表示されます。上の方にある、”一般設定”の”有効”にチェックを入れます。
omv-win-2.png


次に、右側の画面の”共有"タブをクリックすると、下のような画面が表示されます。
これは、SMB/CIFSでどのフォルダにアクセスさせるかを設定する項目になります。上の”追加”をクリックしてください。
omv-win-3-1.png


”共有の追加”という画面が新しく開きます。
omv-win-3-2.png

いろいろな項目がありますが、今回はアクセスできるようにするためだけの基本的なところだけ設定します。
下記項目に必要な値を選択・入力してください。今回入力した値は、画面を見てください。
omv-win-3-6.png
名前 : 実際にWindowsから見たときに見える共有フォルダ名です。
コメント : 読んで字のごとく、コメントです。(後ほどこれがどう影響するのか触れます)
共有フォルダ : HDD追加のときに作成した共有フォルダを選択します。
パブリック : パスワードなしでアクセスさせたい場合はこれにチェックを入れます。

※"名前"ですが、これは自由に入れてかまいません。が、私はややこしくなるので、"共有フォルダ"と同じものを入れています。


もし、"パブリック"にチェックを入れた場合はこれでWindowsからアクセス可能です。下のPC(Windows)側の操作に進んでください。
チェックを入れなかった場合は、ユーザを登録する必要があります。
※なお、このユーザ設定を行った後に前回のホームディレクトリの設定を行うとエラーが発生します。その場合は、いったんユーザを削除してから、ホームディレクトリの設定を行いユーザを再度作成する必要があります。

ユーザアカウントの登録


左側のメニューツリーから、[ アクセス権の管理 > ユーザー ]を選択します。
右側に設定項目が表示されます。
omv-win-5-1.png


“ユーザ” タブの上の方にある追加を選択すると、”追加”と”インポート”があるので、"追加"を選択すると、”ユーザーの追加”という新しい画面が表示されますので、必要な項目を入力・選択してください。
omv-win-5-2.png

最低限必要な項目は
名前 : アクセス用のユーザ名です。英数字で入れてください
パスワード : ユーザ名に対応するパスワードです
パスワードの確認 : "パスワード"に対する確認です

今回は「testuser」というユーザを作りました。入力が終わったら、”保存”を押してください。作成したユーザが追加されているはずなので確認してください。
テスト的に2人のユーザを作成してみました。
omv-win-5-3.png

omv-win-5-5.png


これで、基本設定は終わりました。
さっそく、WindowsPCからアクセスしてみましょう。




PC(Windows)側の操作

Windows側では特に準備は必要ありません。
※標準のFirewall機能や、ウィルスソフトなどに付属しているFirwallを利用している場合、設定を見直す必要がある場合があります。その場合は、"SMB CIFS Firewall"などのキーワードでGoogle検索してみてください。
エクスプローラを起動します。(InternetExprolerではないですよ!!)
スタートボタンを右クリックすると、「エクスプローラを起動する(P)」というのがあると思いますのでこれで起動してください。
分らない場合は、何か適当なフォルダを開いてください。
エクスプローラを開くと、上にアドレスバーみたいなものがあります。
ここに、サーバのアドレスを入力します。
omv-win-4-1.png

‘\\192.168.1.100’
と入力して、Enterを押してください。すると、NAS(OpenMediaVault)で先ほど共有設定したフォルダが見えます。
上の共有設定で"コメント"に何か入力した場合は、右側にその名前が表示されます。(例ではコメントに"ShareDir1 by SMB/CIFS"と入力した場合の表示例。)
omv-win-4-2.png

共有設定の際に、パブリックにチェックを入れた場合はこのフォルダをダブルクリックするとフォルダが開けます。
チェックを入れなかった場合はユーザ名とパスワードを求められますので同じく上で設定したユーザ名とパスワード(今回は、testuser)を入力すると同様にフォルダを開けます。
omv-win-4-3.png

なお、毎回この方法でアクセスするのはちょっと面倒くさいですね。
Windows7の場合は、この表示された共有フォルダをお気に入りにショートカット登録してすぐにアクセスする事ができます。
omv-win-6.png
omv-win-7.png



開いたフォルダは、手元のWindowsのフォルダのように見えていますが実際はNASのフォルダです。
普通にファイルをコピーしたり、作成したりする事ができます。
さらに、同じ方法で別のWindowsからアクセスするとこのフォルダとその中身を見る事ができます。
これが、ネットワークストレージというものです。ネットワーク接続できれば、場所にとらわれずどこからも見る事ができます。家庭であれば、自分のPC、子供のPC、スマートフォン(これはアプリ等を使う必要があります)や、SMB/CIFSに対応する家電(東芝Regza)などからアクセスする事ができます。




ホームディレクトリ


前回、ユーザ個別のホームディレクトリを使う準備をした場合このディレクトリにアクセスする事ができます。
※このディレクトリの利用は、OpenMediaVaultに個別のユーザアカウントを設定する必要があります。

左側のメニューツリーから、[ サービス > SMB/CIFS ]を選択します。
右側に設定項目が表示されます。”ホームディレクトリ”の”有効”にチェックを入れます。
omv-smbhome-101-en.png

この状態で、"testuser"でアクセスするとWindowsでは以下のように表示されます。
omv-smbhome-102-en.png

この"homes"と"tesutouser"(ユーザ名のディレクトリ)は実質同じものです。どちらにファイルを保存しても同じ内容が反映されています。なお、testuser2でアクセスすると、同様に"homes"と"testuser2"というディレクトリが表示されます。この"homes"というディレクトリは名前は同じですがtestuser1とtestuser2の"homes"の内容は異なるものとなります。

なお、先ほどの画面で"参照可能"の"参照可能に設定"のチェックを外すと
omv-smbhome-201-dis.png

"homes"という名前のフォルダが表示されなくなり、ユーザ名のフォルダだけになりました。
omv-smbhome-202-dis.png

このホームディレクトリは、ログインしたユーザのディレクトリが見えるその他のユーザのディレクトリは見えません。
ユーザ個別のプライベートディレクトリを提供する場合はこの機能を利用するとよいと思います。



以上で、OpenMediaVaultに作成した共有ディレクトリやホームディレクトリにアクセスする事ができました。
次回は、Mac(MacOSX)を利用して共有ディレクトリにネットワーク越しにアクセスする方法を試したいと思います。


※間違い等ありましたら、ご指摘くださいませ。


OpenMediaVaultでタダでNASを作っちゃおう! -データ用HDD認識と利用準備編-

関連記事へはこちらから

前回までで初期設定が完了しました。まだの人は以前の関連記事も参照してください。
今回は、実際にデータを保存するためのHDDを認識させた上で利用の準備をしていきます。
※今回一連で利用する環境は、外付けのHDDなので例えばデスクトップPCで内蔵HDDをデータ用のディスクとする場合は少し異なる場合がありますので、ご了承ください。



テスト環境等
 ・テストを行った環境はこちらを参照
 ・データ用のHDDは、USB接続タイプの外付けHDDを利用します



それでは早速いきたいと思います。
まず、OpenMediaVaultが現在認識しているHDDを確認します。

左側のメニューツリーから、[ストレージ > 物理ディスク]を選択します。
すると右側に、現在認識しているHDDの一覧が表示されます。今回の構成ですと、OpenMediaVaultをインストールしたHDDのみが接続されているので1つだけ表示されています(デバイス:/dev/sda)
omv-shdd-1.png

それでは、USB-HDDをOpenMediaVaultのUSBポートに接続します。
すると先ほどの画面に、認識したHDDが追加されます。自動で更新されない場合は、画面下のリフレッシュボタンを押してください。それでも表示されない場合は、”スキャン”も行ってみてください。
デバイス:/dev/sdbというものが追加されました。これが先ほど接続したUSB-HDDです。
なお、デバイス名は機器が順につけていくので全く同じ名前ではない場合がありますが気にしなくて大丈夫です。
omv-shdd-2-1.png

ちなみに、2台接続すると以下のようになります。(/dev/sdc)
omv-shdd-2-2.png


これで、OpenMediaVaultが物理的にHDDを認識しました。あくまでも物理的に認識しただけで、まだデータの保存はできません。
つぎに、OpenMediaVaultがこのHDDを論理的に利用できるようにフォーマットしてあげる必要があります。

左側のメニューツリーから、[ストレージ > ファイルシステム]を選択します。
右側に、現在存在するファイルシステムが表示されます。(現状では何もありません)
omv-shdd-3.png


“作成”を選択すると、”ファイルシステムの作成"という新しいウィンドウが開きます。
各パラメータを以下のように選択・設定します。
omv-shdd-4-0.png

デバイス:プルダウンから先ほど認識させた物理ディスクを選びます
ラベル:このファイルシステムを識別する任意の名前をつけます
ファイルシステム:どのようなファイルシステムでフォーマットするかを選びます


※デバイスは複数のHDDを認識させた場合は、複数出てきますので正しいものを選んでください。
※ファイルシステムはよくわからない場合はそのままにしておいてください。


今回はラベルを”USBHDD1”、その他を以下のように設定しました。
omv-shdd-4-2.png


確認画面が出ますので、問題なければ”Yes”を選択します。
omv-shdd-4-3.png

すると、画面が開いて進捗のようなものが表示されます。
(画面は文字化けのようになっていますが、特に問題ありませんでした。)
omv-shdd-4-5.png

"ファイルシステムは正常に作成されました。”と表示されたら、閉じるを押してください。
omv-shdd-4-4.png

すると先ほどの[ストレージ > ファイルシステム]の画面に新しく認識(作成)されたファイルシステムが表示されます。
omv-shdd-6.png


この時点ではまだ作成されただけなので、これをOpenMediaVaultからアクセスできるように論理的に接続します(マウント)。作成されたファイルシステムを選択すると、上にある”マウント"が押せるようになりますので、選択してください。その後、適用を選択します。

すると、”n/a”となっていた容量や、現在の使用量などに値が表示されます。また、右側の方にあるマウント済みという項目が”はい"になっていると思います。
omv-shdd-7-1.png

omv-shdd-7-0.png


これで晴れて、接続したHDDを利用する準備が整いました。まだHDDが使えるようになっただけなので、データを共有するためのフォルダを作成します。
左側のメニューツリーから、[アクセス権の管理 > 共有フォルダ]を選択します。
すると右側に、現在存在する共有フォルダの一覧が表示されます。(現状では何もありません)
上の追加ボタンをクリックします。
omv-shdd-8-1.png

すると、”共有フォルダの追加"という新しい画面が開きますので、以下の値を入力・選択します。

名前 : 公開する共有フォルダ名です
ボリューム : 先ほど作成したファイルシステムをプルダウンで選択します
パス : 名前を入れると自動的に入ります。基本的にはそのままで良いと思います。


omv-shdd-8-2.png

今回は、”ShareDir1”という名前で作成しました。入力が終わったら、”保存”を選択します。
すると先ほど、共有フォルダ画面に作成した共有フォルダが作成されます。
omv-shdd-8-3.png

用途に応じて複数作成してもかまいません。試しに、ShareDir2というものも作成してみました。
omv-shdd-8-5.png

これで、共有の準備が完了しました。
ここまでで、OpenMediaVaultに接続した”USBHDD1"という名前のUSB-HDDに、ネットワーク共有ができる”ShareDir1”,”ShareDir2”という2つの共有フォルダができた状態になりました。



OpenMediaVaultを再起動したとき

今回は、USB-HDDを利用しています。OpenMediaVaultを再起動などをすると起動時にはファイルシステムがマウントされていない状態になる場合があります。
omv-shdd-reboot2.png


この場合は、[ストレージ > 物理ディスク]で物理的にHDDが認識されている事を確認した上で、[ストレージ > ファイルシステム]を開き、”n/a”となっているファイルシステムを選択して、[マウント]をクリックします。正しく、ストレージの容量などが表示される事を確認してください。
omv-shdd-reboot3.png





ユーザのホームディレクトリ

次回以降、上記で作成した共有フォルダにWindowsやその他のOSでアクセスする設定を行います。その際に、ユーザ毎のホームディレクトリ(他ユーザがアクセスできない自分のディレクトリ)を作成する事ができます。
※厳密には、アクセス制御等で同等の事はその他の方法でも実現可能と思われますが・・・。
このホームディレクトリは、ユーザを作成した後に設定するとシステム側のエラーが発生してうまくいきません。なので、利用の予定がある場合はこの時点で設定する事をお勧めします。
逆に、この設定を行ってもそれぞれのプロトコルでホームディレクトリを利用するかしないかはまた別に選択可能ですので、とりあえず設定しておくというのもありかもしれません。

[アクセス権の管理 > ユーザ]の順にたどり、[設定]タブを選択します。
ここで、”ユーザのホームディレクトリ”の”有効”にチェックをいれます。
次に、”ロケーション”でホームディレクトリを配置する共有フォルダを選択します。先ほど2作った共有フォルダのうち”ShareDir2”をホームディレクトリ用として使う事にします。
選択が完了したら、保存を押してください。
omv-usrhome-en2.png
なお、この時点で目に見える変化はありません。




以上で、共有の事前設定は完了です。
次回は、このフォルダにWindowsからネットワーク経由でアクセスしたいと思います。


OpenMediaVaultでタダでNASを作っちゃおう! -初期設定編-

関連記事へはこちらから


前回までで、インストールが終わりましたのでOpenMediaVaultの初期設定を行います。


●インストール環境等●

 テストを行った環境および、今回設定するアドレス等はこちらを参照



なにはともあれまずは、管理画面にログインします。
前回作成したOpenMediaVaultの管理画面にWebブラウザでアクセスしログインします。
初期ID / Password : admin / openmediavault
※過去のバージョンはこの段階で日本語を選べませんでした。今回もアップデートまでは英語でいきます。

initial-2.png



1. OpenMediaVaultを最新化します。

左側のメニューツリーから、[System > UpdateManager](日本語では、[システム > アップデートマネージャー])を選択します。
右側に、アップデート可能なパッケージの情報一覧が表示されます。(されない場合は、最新状態になっています。)
念のため、”Check(チェック)”を押して最新化します。
次に、すべてを選択し、”Install(インストール)”を押して更新パッケージをインストールします。
(一番上のチェックボックスで、一括チェックする事ができます。)

initial-4_update-2.png


新規画面が現れてインストールの進捗が表示されます。
画面に"終了…”と表示されれば終わりです。
閉じるを押してください。再読み込みを促されますので再読み込みをします。


英語のまま進めていて日本語にしたい場合は、ここでいったんログアウトして、ログイン画面で日本語を選んで再度ログインしてください。以後、説明の画面は日本語になります。

※1 大規模なアップデートの場合があるので、一度再起動する事をお勧めします。
※2 右上の言語選択で日本語を選択できますがここで選択するとエラーが発生する事がたまにありました。なので、私はいったんログアウトしてログイン時に選択するようにしています。それでも出るときもありますが・・・。エラーが出ても利用は可能です。





2. 管理パスワードの変更

初期状態のパスワードは大変危険なので、管理パスワードの変更を行います。
左側のメニューツリーから、[システム > 一般設定](System > General Settings)を選択します。
右側の画面に2つのタブが表示されるので、[Web管理者パスワード](Web Administrator Password)を選択します。
PasswordとConfirm passwordに新しいパスワードを入力し、”保存”(Save)を選択します。

initial-6_password.png



なお、システムに変更がかかる場合以下のような表示が現れますので右側の”適用”を選択してください。以後同様ですが本表示は省略します。

Notices.png

これでパスワードが変更されました。次回ログインから適用されます。




3. 時刻設定

システムの時刻設定を行います。問題発生時のログを調べるときや、ファイルのタイムスタンプに影響するので時刻は正確の方がよいです。
今回は、ネットワークで自動で時刻を同期してくれるNTPを利用します。

左側のメニューツリーから、[システム > 日付&時刻] (System > Date & Time)を選択します。
右側の画面中程の”NTPサーバを使用する”にチェックを入れて、”保存”を選択します。
なお、現在の時刻が大幅に狂っている場合(古いPCだとマザーボードの電池切れ等)は、いったん手動で近い値に合わせてからNTPのチェックを行ってください。

initial-7_ntp.png





4. ネットワークの設定

NASは一種のサーバで各PCなどのクライアントからアクセスしますので、再起動等でIPアドレスがかわると何かと不便ですから、IPを固定にします。これによって、いつでも同じIPアドレスでアクセスできます。
自分のネットワーク(自宅のLAN)で、サーバに利用できるIPを事前に決めておきます。
ブロードバンドルータでDHCPが払い出さない範囲のものにするのが望ましいです。
今回は事前に決めたアドレスを使います。

左側のメニューツリーから、[システム > ネットワーク] (System > Network)を選択します。
右側の画面の[インタフェース] (Interface)タブを選択します。

現在認識されているインタフェース”eth0”というのが表示され、DHCPで取得しているアドレスが表示されています。
この”eth0”を選択して、上の”編集(Edit)”を押します。

initial-8_network2-1.png


新しい画面が開きますので、以下の値を選択・入力し、保存を押します。
IPv4エリア
メソッド : スタティック
アドレス :192.168.1.100
ネットマスク:255.255.255.0
ゲートウェイ:192.168.1.1

initial-8_network2-2.png


次に、右側の画面の[DNSサーバ] (DNS Server)タブを選択します。
表示される画面のプライマリ、セカンダリにそれぞれご自身のネットワーク環境に合わせたDNSサーバの設定を行います。
ブロードバンドルータの場合多くは、ルータがDNSサーバになります。
今回は、"192.168.1.1"を入力し”保存”を選択します。

initial-8_network3.png





5. メール送信設定

NASで異常やアップデートがあった場合や、その他の通知をメールで行えるようにします。
今回は、手持ちのGmailアカウントを利用してそのGmailアドレスにメールを飛ばす設定を行ってみます。
※Gmailは2段階認証を設定していないものです。2段階認証設定済みの場合アプリケーション用のパスワードを発行する必要があると思われます。詳しくはGmailの2段階認証の説明を読んでください。


左側のメニューツリーから、[システム > 通知] (System > Notification)を選択します。
右側の画面で、各種値を入力・選択します。


  • 一般設定

  • 有効:チェック


  • SMTP設定

  • SMTPサーバ:smtp.gmail.com
    SMTPポート:587
    SSL/TSLセキュアコネクションを利用する:チェック
    送信者のメールアドレス:自分のGmailアドレス
    認証の要求:チェック
    ユーザ名:自分のGmailアドレス
    パスワード:当該Gmailのパスワード


  • レシピエント

  • プライマリメール:送信したいメールアドレス(今回は上と同じGmailアドレス)



※有効のチェックは一番最初に入れる必要があります。
initial-9_notify-1.png

initial-9_notify-2.png




以上で設定は完了です。
上の、"テストメールの送信”をクリックしてメールが正しく届く事を確認してください。


ここまでで、何となく必要な初期設定が終わりました。もっと細かい設定に興味があったら試してみてください。機会・要望があればふれてみたいともいます。

次回は、データ用のHDDを認識させて使える準備をします。


関連記事へはこちらから

プロフィール

Author:Opecha-DaDa
ニッチな技術メモ的なブログになりつつありますが、だからこそあなたのお役に立てる内容があれば幸いです。

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