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未使用PCを使ってNASを作る -OpenMediaVault-

しれっと久々の更新。生きてました。

さて、突然ですが家ではNAS製品を購入してきて便利に感じています。
といいつつも、多才な機能をまだまったく使いこなせていないという感は否めませんが。

でタイトルの件ですが、最近職場でMACやLinuxやWindowsのPCを使っていたりします。それぞれで用途が多少異なるのですがメールが共有できると言いなぁとおもって悩んでいました。各PCのローカルにそれぞれ保存するのは非効率ですし、MACで送信したメールはWindowsの送信履歴には残らないわけで。
そんなわけで、じゃメールデータをNASに共有すればいいかと思いましたがそんな個人的な用途でNAS買って欲しいとは言えないww
※利用しているメーラー(Thunderbird)では、NASなどで複数のクライアントからデータを共有可能らしい。

で、このブログの本筋であるLinuxでRAID組んでNAS的なサーバを作るかと思って検索していると見つけました。

OpenMediaVault
(Linuxでといいながら、mdadmなどを駆使してやらないあたりが、もうね。まぁ、データサルベージなどには知識あった方がいいですが。)
で、こいつはDebianベースのNASに特化したディストリビューションみたいな感じのものみたいです。

要求スペックは
http://wiki.openmediavault.org/index.php?title=Installation

ちなみに、もっとメジャー?なものにFreeNasというものがありますがこちらは割とスペックが求められるようです。
で、今回はOpenMediaVaultをインストール・設定してみたのでメモです。


今回の目標
・RAID環境で大事なデータをミラー(RAID1)する。
・Windows、LinuxからはSMB、MACからはAppleTalk(AFP)で共有します。
・ついでに、OSXのTimeMachine機能をもたせMACのバックアップを行えたらいいな。

環境
・Intel Core2-T7200
・メモリ 1Gbyte
・500GByteのHDD2台(今回はUSB接続で実施)

共有クライアント
 Windows :Windows7
 Linux :Ubuntu12.04
 MAC :OSX10.9 Marvericks

利用バージョン
・OpenMediaVault 0.5.0.24
 (openmediavault_0.5.0.24_i386)

ハマった点
・TimeMachine用の対象デバイスとして、MACがNASを見つけられなくて苦戦した。(手順11参照)




1.インストール
さて、PCを用意したら本家からダウンロードしたイメージを焼いたDVDを利用して早速インストールします。
インストールは通常のDebianに近い感じなので割愛します。

以下、私が選んだパラメータ
・Select a languageでEnglishを指定
・Select your location で "Other > Asia > Japan"を指定
・Configure locales で"UnitedStates(en_US.UTF-8)"を指定
・キーボードはあったものを指定
あとは、ホスト名、など一般的なLinuxインストール時のパラメタを入力してインストールする

インストールが終わったら、早速設定を開始します。
設定にはWebインタフェースで行います。分かりやすいので特に難しいところはなく勧められました。
デフォルトのID/パスワードは"admin/openmediavault"でアクセスします。
1-default-page.png



2.アップデート
まずは、アップデートを行います。
System > Update Manager
メニューからCheckを行い、その後すべてにチェックを入れInstallを実行する。

これをやった後は設定のWebインタフェースで日本語が選択できるようになりました。
これをやらないとIPを固定にする設定時に変更が反映されなくてちょこっとはまりました。


3.adminパスワードの変更
まずは、デフォルトのパスワードは危険なので変更します。
System > General Settings > Web Administrator Password


4.アドレスの固定
サーバなので、アドレスが動的だと困るので固定にします。
System > Network > Interfaces

対象のインタフェースを選択してEditをおすとウィンドウが開くので必要事項を入力、Saveします。
「The configuration has been changed. You must apply the changes in order for them to take effect.」と聞かれるので、Apply。
※これは事あるごとに出てくるので、変更作業を行った場合は行います。


5.必要なプラグインを入れる
今回はMACからアクセスできる必要があるため、「openmediavault-netatalk」を入れます。
System > Plugins

インストールしたいプラグインにチェックを入れInstallをクリックするだけ!
これで事前準備は完了です。その他必要なことは判断してやってください。(適当w)
で、やっとRAID環境を構築していきます。
あと、この段階でUSB-HDDを接続しました。


6.RAIDを構築する
まず、HDDを認識していることを確認します。

Storage > Physical Disks

デバイスを確認します。OpenMediaVaultをインストールしたデバイス以外に2つのデバイスが認識されていることが確認できます。
1-hdd.png


つぎにRAIDを作成します。

Storage > RAID Managemet

Createを押してRAIDを作成します。

パラメータ
 Name : VolumeMR1
 Level : Mirror (RAID1)
 Devices : RAIDに組み入れるディスクを2台指定
2-createraid.png


設定が完了したらSaveを押すと、RAIDが作成されます。ここで、Stateの箇所がresyncingとなってディスクの同期が始まります。
3-createraid2.png


7.ファイルシステムの設定
ファイルシステムを作成します。

Storage > Filesystes

Createボタンを押して以下のパラメータを入力します

パラメータ
 Device : 手順6で作成したRAIDボリュームを指定します
 Label : 任意の名前 (今回はData01)
 Filesystem : 今回はEXT4を指定しました
4-createfilesystem.png

でSaveを押します。
エラー・・・・
5-filesystem-worn.png

/dev/sdbと、/dev/sdcを利用したRAIDボリュームが作成されています。

ちなみにこの作業はなぜかエラーが出ました。が、作成されていて、StatusがInitializingになっていればちょっと様子見てみてください。
8-filesystem3.png

しばらくしてOnlineになっていれば成功です。(手順6のミラーが全部終わるまで待って試したものの結果は同じでした。)
9-filesystem4.png



8.共有フォルダを作成する
手順7で作成したファイルシステム上に、共有フォルダを作成します。
Access Rights Management

Addをクリックして必要なパラメータを入れます。
今回は全般的な共有用途と、TimeCupsel用の2つを作りました

パラメータ
 共有用途
 Name : Mail
 Volume : プルダウンで対象のファイルシステムを選択 (今回は6で作った"Data01")
 Path : Nameを入れると自動的に入ります。そのままにしました。
11-ShareFolder.png

12-ShareFolder2.png


TimeCupsel用
 Name : TimeCupsel
 Volume : プルダウンで対象のファイルシステムを選択 (今回は6で作った"Data01")
 Path : Nameを入れると自動的に入ります。そのままにしました。

各設定が終わったら、Saveをクリック。これで共有フォルダができました。
ここで作成したフォルダはこのままでは共有できません。つまり、「存在するが誰にも見えない」状態です。で、クライアントPC
から各プロトコルで共有できるようにするためにプロトコル毎の設定を行います。


9.共有のための設定1 - SMB
SMBで共有するための設定を行います。

Services > SMB/CIFS

まず、SettingsタブでGeneral settingsのEnableにチェックを入れサービスをONにします。
つぎに、SharesでAddをクリックして共有設定を追加します。
Name: 任意の共有名 (Windowsのファイル共有ではこの名前が見えます。)
Share folder : 手順8で作成した共有フォルダを指定します。(今回はUsers)

その他必要なパラメータを入力して保存してください。

13-SMB-1.png

14-SMB-2.png


10.共有のための設定2 - AppleTalk
つぎに、Appletalk(AFP)の設定を行います。
Services > Apple Filing

SettingsタブのGeneral settingsでEnableにチェックを入れます。
つぎに、SharesタブでAddをクリックして共有設定を追加します。

パラメータ
 Name: Appletalkでの共有名
 Comment :なし (指定した場合、ここの値がMacで表示されました・・・。謎)
 Shared folder : 手順8で作成した共有フォルダ(今回は、UsersとTimeCupselの2つを作成)
 Time Machine support : TimeCupsel用のものはこのチェックをONにします
15-AFP-1.png

16-AFP-2.png


入力が終わったら保存します。


11.TimeCupsel(TimeMachine)用の設定
上記10の設定だけれは、MACがTimeMachine用のデバイスとして認識してくれないです。
(発見できない。)
ここでかなりハマりました。。。。
そのため、MACがNASを見つけられるように設定をします。

System > Netowrk >Service Discovery

Apple Filingにチェックを入れます。

これで、MACがTimeMachine用のデバイスとして認識できるようになります。
※同じセグメントにいる前提です。

以上で設定が完了です。


12.確認

 Windows
  Exprolerを開いてアドレスバーに ”\\NASのIPアドレス”と入力してNASにアクセスします。
  例) \\192.168.0.100

 Linux(Ubuntu)
  Nautilusを開いて、移動>ネットワークでNASが表示されていればダブルクリックしてアクセス。
  もし表示されていない場合は、ファイル>サーバへ接続で必要事項(サーバIP、Windowsファイル共有、ユーザ名、パスワード)を入力して接続。

  MAC
  Finderを開いて、移動>サーバへ接続...で
  afp://NASのIPアドレス
  と入力して、接続をクリック。

  例) afp://192.168.0.100


以上で基本的な使い方は完了です。
私のニーズではMirror(RAID1)で十分なのですが、その他のRAIDやもっと高度な設定は模索してください。
日本語表示もこなれた感じで、あまり戸惑う事もないと思います
しばらくテストしてから、本番稼働したいと思います。
PCの故障時の対応と、HDD故障時の対応は別途触れたいと思います。


しかし、結構いろいろなフリーなのに機能がありますね。
用途によってはNASを買う必要ないんじゃないのか?ってくらい素晴らしいと思います。
まぁ、製品のNASの場合筐体が一つに収まったり、省電力だったり、スマホ用の便利ソフトがあったりしてそれはそれで便利ですが、知識があればいろいろなことが無料でできるよって例な気がしました。




2016/2/26
 コメントいただいた箇所の訂正。ありがとうございます。
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mirror はRAID1

>私のニーズではMirror(RAID0)で十分なのですが、
mirror は RAID1 では?

すでにご存じならよいですが

ミラーリングはRAID1

RAID0はストライピング

Re: すでにご存じならよいですが

> ミラーリングはRAID1
>
> RAID0はストライピング

おっしゃる通りですね。ご指摘ありがとうございます!
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Author:Opecha-DaDa
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