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OpenMediaVaultでタダでNASを作っちゃおう! WindowsからNASにアクセス編

関連記事へはこちらから

前回までで、基本的なサーバ側の設定は完了しましたので、いよいよクライアントからアクセスしてみます。
今回はWindowsクライアントから接続する方法です。


環境
 前回まで参照


クライアント
 Windows7
 
前提
 NAS(OpenMediaVault)とWindows7は同じネットワークなどに接続されていて、互いに通信できる状態にある事




Windowsのファイル共有は、SMB(Sever Message Block)や、CIFS(Common Internet File System)というプロトコル(通信手段)を利用して行われています。
OpenMediaVaultではこのプロトコルに対応していますので、クライアントに特別なソフトウェア等は不要でWindows側の標準機能でアクセスができます。



NAS側の設定

OpenMediaVaultはSMBやCIFSに対応してはいますが、初期状態ではその機能は停止しています。この動作および、Windowsユーザのアクセスに必要な準備をします。

左側のメニューツリーから、[ サービス > SMB/CIFS ]を選択します。
右側に設定項目が表示されます。上の方にある、”一般設定”の”有効”にチェックを入れます。
omv-win-2.png


次に、右側の画面の”共有"タブをクリックすると、下のような画面が表示されます。
これは、SMB/CIFSでどのフォルダにアクセスさせるかを設定する項目になります。上の”追加”をクリックしてください。
omv-win-3-1.png


”共有の追加”という画面が新しく開きます。
omv-win-3-2.png

いろいろな項目がありますが、今回はアクセスできるようにするためだけの基本的なところだけ設定します。
下記項目に必要な値を選択・入力してください。今回入力した値は、画面を見てください。
omv-win-3-6.png
名前 : 実際にWindowsから見たときに見える共有フォルダ名です。
コメント : 読んで字のごとく、コメントです。(後ほどこれがどう影響するのか触れます)
共有フォルダ : HDD追加のときに作成した共有フォルダを選択します。
パブリック : パスワードなしでアクセスさせたい場合はこれにチェックを入れます。

※"名前"ですが、これは自由に入れてかまいません。が、私はややこしくなるので、"共有フォルダ"と同じものを入れています。


もし、"パブリック"にチェックを入れた場合はこれでWindowsからアクセス可能です。下のPC(Windows)側の操作に進んでください。
チェックを入れなかった場合は、ユーザを登録する必要があります。
※なお、このユーザ設定を行った後に前回のホームディレクトリの設定を行うとエラーが発生します。その場合は、いったんユーザを削除してから、ホームディレクトリの設定を行いユーザを再度作成する必要があります。

ユーザアカウントの登録


左側のメニューツリーから、[ アクセス権の管理 > ユーザー ]を選択します。
右側に設定項目が表示されます。
omv-win-5-1.png


“ユーザ” タブの上の方にある追加を選択すると、”追加”と”インポート”があるので、"追加"を選択すると、”ユーザーの追加”という新しい画面が表示されますので、必要な項目を入力・選択してください。
omv-win-5-2.png

最低限必要な項目は
名前 : アクセス用のユーザ名です。英数字で入れてください
パスワード : ユーザ名に対応するパスワードです
パスワードの確認 : "パスワード"に対する確認です

今回は「testuser」というユーザを作りました。入力が終わったら、”保存”を押してください。作成したユーザが追加されているはずなので確認してください。
テスト的に2人のユーザを作成してみました。
omv-win-5-3.png

omv-win-5-5.png


これで、基本設定は終わりました。
さっそく、WindowsPCからアクセスしてみましょう。




PC(Windows)側の操作

Windows側では特に準備は必要ありません。
※標準のFirewall機能や、ウィルスソフトなどに付属しているFirwallを利用している場合、設定を見直す必要がある場合があります。その場合は、"SMB CIFS Firewall"などのキーワードでGoogle検索してみてください。
エクスプローラを起動します。(InternetExprolerではないですよ!!)
スタートボタンを右クリックすると、「エクスプローラを起動する(P)」というのがあると思いますのでこれで起動してください。
分らない場合は、何か適当なフォルダを開いてください。
エクスプローラを開くと、上にアドレスバーみたいなものがあります。
ここに、サーバのアドレスを入力します。
omv-win-4-1.png

‘\\192.168.1.100’
と入力して、Enterを押してください。すると、NAS(OpenMediaVault)で先ほど共有設定したフォルダが見えます。
上の共有設定で"コメント"に何か入力した場合は、右側にその名前が表示されます。(例ではコメントに"ShareDir1 by SMB/CIFS"と入力した場合の表示例。)
omv-win-4-2.png

共有設定の際に、パブリックにチェックを入れた場合はこのフォルダをダブルクリックするとフォルダが開けます。
チェックを入れなかった場合はユーザ名とパスワードを求められますので同じく上で設定したユーザ名とパスワード(今回は、testuser)を入力すると同様にフォルダを開けます。
omv-win-4-3.png

なお、毎回この方法でアクセスするのはちょっと面倒くさいですね。
Windows7の場合は、この表示された共有フォルダをお気に入りにショートカット登録してすぐにアクセスする事ができます。
omv-win-6.png
omv-win-7.png



開いたフォルダは、手元のWindowsのフォルダのように見えていますが実際はNASのフォルダです。
普通にファイルをコピーしたり、作成したりする事ができます。
さらに、同じ方法で別のWindowsからアクセスするとこのフォルダとその中身を見る事ができます。
これが、ネットワークストレージというものです。ネットワーク接続できれば、場所にとらわれずどこからも見る事ができます。家庭であれば、自分のPC、子供のPC、スマートフォン(これはアプリ等を使う必要があります)や、SMB/CIFSに対応する家電(東芝Regza)などからアクセスする事ができます。




ホームディレクトリ


前回、ユーザ個別のホームディレクトリを使う準備をした場合このディレクトリにアクセスする事ができます。
※このディレクトリの利用は、OpenMediaVaultに個別のユーザアカウントを設定する必要があります。

左側のメニューツリーから、[ サービス > SMB/CIFS ]を選択します。
右側に設定項目が表示されます。”ホームディレクトリ”の”有効”にチェックを入れます。
omv-smbhome-101-en.png

この状態で、"testuser"でアクセスするとWindowsでは以下のように表示されます。
omv-smbhome-102-en.png

この"homes"と"tesutouser"(ユーザ名のディレクトリ)は実質同じものです。どちらにファイルを保存しても同じ内容が反映されています。なお、testuser2でアクセスすると、同様に"homes"と"testuser2"というディレクトリが表示されます。この"homes"というディレクトリは名前は同じですがtestuser1とtestuser2の"homes"の内容は異なるものとなります。

なお、先ほどの画面で"参照可能"の"参照可能に設定"のチェックを外すと
omv-smbhome-201-dis.png

"homes"という名前のフォルダが表示されなくなり、ユーザ名のフォルダだけになりました。
omv-smbhome-202-dis.png

このホームディレクトリは、ログインしたユーザのディレクトリが見えるその他のユーザのディレクトリは見えません。
ユーザ個別のプライベートディレクトリを提供する場合はこの機能を利用するとよいと思います。



以上で、OpenMediaVaultに作成した共有ディレクトリやホームディレクトリにアクセスする事ができました。
次回は、Mac(MacOSX)を利用して共有ディレクトリにネットワーク越しにアクセスする方法を試したいと思います。


※間違い等ありましたら、ご指摘くださいませ。


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とても参考になりました

 勉強がてらvmware esxi6上にfreeNASを構築しようとして、フォーマットに失敗するエラーを解決することができず、OpenMediaVaultによる構築に変更しました。
 そこでこちらのページを参考に設定したんですが、無事にNASとして利用可能な状態になりました。

 しかし、OpenMediaVaultってすごいですね。仮想基盤上で構築したにも関わらず、ライトキャッシュをONにすると書き込みで40~100MB/S、読み込みで111MB/S出てました。
 有線LAN接続のWindows10からです。

 うちにあるUSB3.0メモリより速いという・・・

 ちょっと本格的に使いたくなってきました。

 本格的に使うなら、データの自動バックアップとか必要ですよね。

 記事の続き、楽しみにしてます^^

 ありがとうございました。
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Author:Opecha-DaDa
ニッチな技術メモ的なブログになりつつありますが、だからこそあなたのお役に立てる内容があれば幸いです。

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